細萱 芙美
2010年入社
世界初スパークリング日本酒缶を形にした営業の先輩社員に誕生秘話をインタビューしました。
2016年に取り扱いが開始されたスパークリング日本酒缶。世界で初めてスパークリング日本酒を缶で提供したのが大和製罐が生み出したこの商品。その実現の背景には、大和製罐社員の知られざる熱い想いがあります。
当時の会社の状況として、ボトル缶の新たなカテゴリーへの参入を検討しており、その中でも日本酒に着目をしていました。日本酒の市場自体は減少傾向なものの、特定名称酒は拡大傾向にあり、若年層の新たなニーズの兆しがありました。日本酒という飲料は、酸素・光が大敵となる繊細な内容物なのですが、ボトル缶の高い遮光性・バリア性に着目し、世界初のスパークリング日本酒缶プロジェクトがスタートしました。 私自身、入社前から、「日常に自分が携わったものがある景色を見たい」という強い想いがあり、その学生時代からの夢を実現させるべく、このプロジェクトの先頭に立って推進していくことを決意しました。
プロジェクトの内容としては、営業先開拓をはじめとし、安定的な供給ができるように、検証、改善をくりかえし、実際に商品が店頭に並ぶまで、1から10まで関わる必要がありました。
特に、スパークリング日本酒缶は世界初だったので、酒質にあった炭酸具合を缶で出すことが非常に困難でした。
酒質は、お客様と大和製罐でテストや試作を何度も重ね、その酒質を保ちながら製造スキームを構築する必要がありました。
瓶で普通なことが、缶では普通でないこと。缶で普通なことが瓶では普通でないこともあり、一筋縄では行かないことばかりでしたね。
このプロジェクトが始まってから製品が実際に店頭に並ぶまでの間、約2年間かかりました。
正直途中で投げ出しそうになることは何度もありました。
ただ私は、入社当時から掲げていた夢である、“日常に自分が携わったものがある景色を見たい。”という強い想いが原動力になって、今回のプロジェクトをやりきることができたと思っています。
製品が初めて店頭に並んでいるところを見たときは、これまでの苦労を全て忘れるほど嬉しかったことを今でも強く覚えています。
新商品の発売日には、店頭で売ってるお酒を購入し、おつまみをつくって自分の携わった商品で晩酌をしました。
(製品化したら絶対に買いに行こうと密かに上司と約束をしていました笑 )大和製罐の営業の素晴らしいところは、企画の立ち上げから製品化まで、最初から最後まで製品に関わることができ、そして実際に自分が関わってきた製品が身近に売っているのを見ることができることだなと思います。
このプロジェクトを終えて、改めて大和製罐の魅力をいくつも感じることができましたが、一番の魅力はやはり人の魅力だと思います。
まず、私は文系出身であり、営業自体も初めてだったので、製品や技術については全くの知見不足でした。しかし、そんな私にもしっかりとサポートしてくれる社員がたくさんおり、そしてサポートをしてくれることが当たり前になっている環境がありました。 新しいことを実現するためには、一人ではできないこと、今までの方法ではできないことが必ずあります。
そのような時、相談やお願いをしながら周囲の人たちと一緒に製品化に向けて進んでいける環境が大和製罐にはありました。
今回のプロジェクトでの振り返りとして、私自身強い気持ちがあったこと、そしてサポートをしてくれるたくさんの仲間がいたからこそ、最後まで諦めることなく、世界初のスパークリング日本酒缶プロジェクトを推進することができたと思っています。そして、「想いを形に」したいという強い気持ちがあれば、大和製罐にはそれを実現する技術力・仲間がいます! こんな大和製罐では、一緒に働いてくれる仲間をお待ちしております。今このページを読んでいる貴方と実際にお会いできる日を楽しみにしております!
〒100-7009
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー9階
人事部人事課採用担当
TEL : 03(6212)9711(人事課直通)
E-mailでのお問い合せは
jinji@daiwa-can.co.jpからお願い致します。