環境活動Environmental practice

気候変動への対応

目標と進捗

目標と進捗
Scope 1,2

2023年度のScope1,2 排出量は、18.0万トン、基準年(2015年)から15%の削減率でした。
前年度より排出量が増加した要因として、電力会社の排出係数変動の影響が考えられます。

さらなる省エネに加え、再生可能エネルギー導入等の施策により、CO2排出削減を推進していきます。

Scope 1,2

※2019年まではロケーション基準、2020年以降はマーケット基準で算出

Scope 3

2023年度のScope3 排出量は106.2万トンで、内訳は以下の通りです。

Scope 3
(t-CO2
カテゴリー1 購入した製品・サービス 795,776
カテゴリー2 資本財 10,625
カテゴリー3 Scope1,2に含まれない燃料
およびエネルギー関連活動
38,694
カテゴリー4 輸送・流通(上流) 23,420
カテゴリー5 事業から出る廃棄物 2,157
カテゴリー6 従業員の出張 253
カテゴリー7 従業員の通勤 656
カテゴリー8 リース資産(上流) 算定対象外
カテゴリー9 輸送・流通(下流) 3,304
カテゴリー10 販売した製品の加工 22,874
カテゴリー11 販売した製品の使用 算定対象外
カテゴリー12 販売した製品の廃棄 3,196
カテゴリー13 リース資産(下流) 算定対象外
カテゴリー14 フランチャイズ 算定対象外
カテゴリー15 投資 161,496
Scope3 合計 1,062,451

製造工程の省エネ化

缶の製造工程でのCO2排出量は、大半が塗装・印刷後のオーブン工程で生じていました。
CO2排出量を削減する為、3P缶、ニューボトル缶、ミニボトル缶の内外面塗装・印刷後のオーブン工程をなくし、印刷済PETフィルムのラミネート工程へ置き換えを進めました。

フィルムへの印刷・塗装は、金属シートよりも乾燥が早い為、省エネルギーとなります。
この置き換えにより、缶製造工程でのCO2排出量を大幅に削減することができました。

3Pラミネート缶

金属鋼板をラミネート加工する画期的な製缶法により、従来の3P缶の製造に必要とされていた塗装・印刷のオーブン工程をカットしています。

従来の3ピースシート印刷感 3ピースグラビアフィルムラミネート缶
ニューボトル缶・フィルムミニボトル缶

PETフィルムで缶胴の内外面が被覆されているため、内面塗装のオーブン工程がカットされます。

ニューボトル缶・フィルムミニボトル缶
VOC排出管理とサーマルリサイクル
VOC排出管理とサーマルリサイクル

印刷・塗装に用いる塗料・インキ・溶剤等の揮発性有機化合物(VOC)は、光化学スモッグや浮遊粒子状物質の原因となる為、使用量の管理や削減を行っています。

VOCを多く使用するグラビア印刷ラインでは、VOCを燃焼・除去後に排気を行い、この燃焼で生じた廃熱は回収し、印刷乾燥工程の熱風として再利用しています。

また、印刷乾燥用の熱風自体も循環利用することで、省エネルギー化に努めています。

ICP(インターナルカーボンプライシング)制度の導入

2024年度よりICP(インターナルカーボンプライシング)制度を導入しました。

インターナルカーボンプライシングとは、低炭素投資・対策推進に向け、企業内部で独自に設定、使用する炭素価格であり、当社では設備投資に対するGHG削減効果を評価します。

GHG削減目標の達成のため、環境投資(GX投資)を拡大し、見える化を推進して参ります。

再生可能エネルギーの利用

清水工場
清水工場 オフサイトPPA

CO2排出量削減の取り組みとして、再生可能エネルギーの導入を進めています。

今後も、さまざまな再生可能エネルギー利用の拡大、および非化石証書を活用したオフセットなど、環境対応を負の投資とせず、戦略的に伸ばしていきたいと考えています。

物流に関する取り組み

缶蓋の輸送方法を陸送から海上へシフトしたことでCO2排出量の大幅な削減が達成でき、エコシップ・モーダルシフト優良事業者として表彰されています。

相模原(神奈川)~西宮(兵庫)間では、連結トラックでの輸送を導入しています。1度輸送での積載量が倍になり、輸送効率が上がることで、通常の28%CO2排出量を削減します。

今後も陸上輸送中心の物流システムから輸送効率に優れた海上輸送、鉄道輸送へとモーダルシフトすることにより環境に配慮した輸送システムを構築して、地球温暖化防止に努めて参ります。

物流に関する取り組み