環境活動Environmental practice

気候変動への対応

目標と進捗

目標と進捗
Scope 1,2

2024年度のScope1,2 排出量は、16.0万t、基準年(2020年)から15%の削減率でした。
2030年目標に対する計画を概ね達成しました。

Scope 1,2

※2019年まではロケーション基準、2020年以降はマーケット基準で算出

Scope 3

2024年度のScope3排出量は107.7万tで基準年より微増、内訳は以下の通りでした。

Scope3削減の施策として、グリーンスチールやグリーンアルミといった低炭素素材の採用を推進し、7割以上を占めるカテゴリー1排出量の削減に取り組んでいきます。

Scope 3
Scope 3

再生可能エネルギーの利用

CO2排出量削減の取り組みとして、再生可能エネルギーの導入を進めています。

今後も、さまざまな再生可能エネルギー利用の拡大、および非化石証書を活用したオフセットなど、環境対応を負の投資とせず、戦略的に伸ばしていきたいと考えています。

3ピース缶製造時のScope2排出量100%オフセット

リサイクル性に優れ、環境にやさしいスチール缶をより多くの方々に使用して頂きたいとの想いから、3ピース缶製造時に発生するScope2排出量を100%オフセットする取り組みを開始しました。

再生可能エネルギーの導入に加え、不足分は非化石証書を購入することで、製造時の電力使用に伴うCO2排出量を実質ゼロにしています。

この取り組みにより、3ピース缶の環境負荷をさらに低減し、未来にやさしい選択を提供していきます。

環境に配慮した製品の提供

ICP制度/グリーン投資枠の導入

気候変動への対応を経営判断に組み込むため、2024年度よりICP(インターナルカーボンプライシング)制度を導入しました。これにより、温室効果ガス排出量に対して社内で炭素価格を設定し、設備投資や事業判断の際に炭素コストを考慮する仕組みを整備しています。

さらに、中期経営計画の中でグリーン投資枠を明確に位置付けており、今後段階的にその規模を拡大していく方針です。再生可能エネルギーの導入、省エネ対策、資源循環技術への投資を通じて、持続可能なものづくりの実現を目指します。

物流に関する取り組み

缶蓋の輸送方法を陸送から海上へシフトしたことでCO2排出量の大幅な削減が達成でき、エコシップ・モーダルシフト優良事業者として表彰されています。

相模原(神奈川)~神戸(兵庫)間では、連結トラックでの輸送を導入しています。1度輸送での積載量が倍になり、輸送効率が上がることで、通常の28%CO2排出量を削減します。

今後も陸上輸送中心の物流システムから輸送効率に優れた海上輸送、鉄道輸送へとモーダルシフトすることにより環境に配慮した輸送システムを構築して、地球温暖化防止に努めて参ります。

物流に関する取り組み

製造工程の省エネ化

缶の製造工程でのCO2排出量は、大半が塗装・印刷後のオーブン工程で生じていました。
CO2排出量を削減する為、オーブン工程のない製造方法へ置き換えを進めています。

3Pラミネート缶

金属鋼板をラミネート加工する画期的な製缶法により、従来の3P缶の製造に必要とされていた塗装・印刷のオーブン工程をカットしています。

従来の3ピースシート印刷感 3ピースグラビアフィルムラミネート缶
ニューボトル缶・フィルムミニボトル缶

ポリエステルコーティングされたコイルを投入するため、内面塗装のオーブン工程がカットされます。

ニューボトル缶・フィルムミニボトル缶
VOC排出管理とサーマルリサイクル
VOC排出管理とサーマルリサイクル

印刷・塗装に用いる塗料・インキ・溶剤等の揮発性有機化合物(VOC)は、光化学スモッグや浮遊粒子状物質の原因となる為、使用量の管理や削減を行っています。

VOCを多く使用するグラビア印刷ラインでは、VOCを燃焼・除去後に排気を行い、この燃焼で生じた廃熱は回収し、印刷乾燥工程の熱風として再利用しています。

また、印刷乾燥用の熱風自体も循環利用することで、省エネルギー化に努めています。