世界では温室効果ガス削減を中心とした環境対応が進み、日本国内においても省エネ化や資源再生利用などの幅広い環境課題への取り組みが進んでいます。
当社もサプライチェーン全体を視野に環境負荷低減を図り、環境価値の高い製品やサービスを提供し、容器メーカーとして持続的に社会へ貢献して参ります。
その実現に向けて下記の通り、環境方針の体系を見直し、新たに「環境ビジョン」、「マテリアリティ(重要課題)」を設定し、具体的な環境目標を設定しました(2022年4月制定)。
当社の環境理念は地球環境の保全を最優先に位置付けています。
企業活動と環境への配慮を両立し、容器メーカーとしての成長を続けながら、積極的に環境課題に取り組んで社会に貢献し続けることを理念としています。
当社の企業活動を継続するためには、限りある資源を次世代に繋ぎ、地球温暖化や環境汚染などにも配慮してバランスの整った地球環境を取り戻して守っていく必要があります。そのために3つのマテリアリティ(重要課題)を達成し、”人と自然が共存する社会”の実現を目指します。
当社の目指す将来像や環境に関わる社会課題、ステークホルダーからの期待とニーズなどを踏まえ、
3つのマテリアリティを設定しています。
マテリアリティ | 取組方針/アプローチ | 当社の指標・目標値 |
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温室効果ガス排出量を削減し、地球環境の保全に取り組みます
- 最適な素材・工程・輸送を追求し、事業活動における温室効果ガス排出を削減します - 温室効果ガス削減に繋がる製品・サービスを開発・提供します - ステークホルダ―との協業を通じて温室効果ガス排出削減に貢献します |
温室効果ガスの削減
2030年目標 - Scope1,2 : 45%削減(2015年比) - Scope3 : 30%削減(2015年比) 2050年目標 - カーボンニュートラルの達成 |
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再資源化に貢献する製品・サービスの開発・提案や取引先との協業を通じて、サプライチェーン全体での資源循環に取り組みます - リサイクル性・リユース性の高い製品・サービスを開発・提供します - リサイクル材の使用を推進します - ステークホルダーと協業し、容器の持続可能な資源循環システムの構築に貢献します |
化石由来プラスチック使用量の削減 2030年目標 - プラスチック再生素材の利用量100%増(2015年比) 金属缶のリサイクル率向上2025年目標 - スチール缶のリサイクル率:93%以上 - アルミ缶のリサイクル率:92%以上 |
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事業活動による廃棄物の削減に取り組むとともに、サプライチェーン全体での環境対応に貢献する製品・サービスを開発・提案し、ライフサイクルを通した廃棄物の削減を目指します
- 生産技術の向上等を通じ、製造や輸送段階をはじめとした事業活動全体における廃棄物の削減を目指します - 川上・川下との連携により、生産数の更なる最適化や無駄のない供給サイクルの仕組みづくりを進めます - 容器でフードロスに貢献する製品・サービスを開発し提供します(容器の保存性能など) |
廃棄物の削減 2030年目標 - 廃棄物排出量:50%削減(2015年比) |
<Scope1,2,3とは>
Scope1 :事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope2 : 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3 : Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
(環境省「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」より)
環境理念に従い、具体的な活動の指針として「行動方針」を定めています。