今回つくる楽器は、ギターの仲間です!
弦をはじいて鳴らす
「かんたん1弦ギター」を
つくろう
▲本物のギターは、こんな楽器 ギターには6本の弦が張られています。弦をはじいて音を出します。
ただ、弦をはじいただけの音は、実はとても小さいんです。
その音を大きくしているのが、「ボディ」とよばれる穴のあいた箱のような部分。この中に音がひびくことで、大きな音に変化します。
空き缶をボディに使って、弦が1本の「かんたん1弦ギター」をつくってみよう!
最終的には、
こんな楽器ができあがります!

実験いろんな缶を鳴らして
音の違いを確かめよう
今回は工作の前に、少し実験をしてみましょう。
ジュースやコーヒー、缶詰……缶にはいろいろな形のものがあります。ギターのボディにはどれが向いているか、缶による音の違いを確かめてみようと思います。
それぞれの空き缶に、弦の代わりに輪ゴムを張ってはじいてみます。

●ドリンクの缶(500mlのアルミ缶)
ビヨン、ビヨン、という音がしました。
●ボトル缶
さっきよりも大きな音がしました。
内部ではんきょうした音は飲み口の穴から出てきますが、その穴が大きいからです。●缶詰の缶
こちらはスチール缶。
材質の違いから、ペチ、ペチと固い音がします。また缶の中の空間が小さいので音は小さめです。●お菓子の缶
こちらもスチール缶ですが、缶の中の空間が大きいので、ビン、ビン、と少し太い音がしました。
ところで、さきほどから、空き缶と弦の間にグレーの部品が入っていますよね?
これは「ブリッジ」というパーツで、実験のために3Dプリンターでつくった特別なものです。弦の振動は、このブリッジを通ってボディに伝わり、ボディの中で共鳴します。
自分でも実験してみたいときは、わりばしを短く切ってテープで貼れば、同じように音の変化を確かめることができますよ。
つくり方は工作のパートで紹介しているので、必ず確認してからやってみてください。
▲わりばしでつくったブリッジ ▲本物のギターにもブリッジがありますよ。
実は、ブリッジをつける面は平らな方が、缶にぴったりついて良い音が鳴ります。
向きを変えて試してみましょう。

ベン、ベン、と音がよくひびいて、深みのある音色になりました。
こんなにいい音がするなら、楽器の完成がとても楽しみですね。
次回はいよいよ工作のスタートです!
監修してくれた先生

工作・文:石川大樹
イベント「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」の主催者として知られる。共著に電子工作本『雑に作る』がある。

監修:滝川洋二
NPO法人ガリレオ工房名誉理事長。身近な素材を使った科学実験の第一人者。テレビ番組の監修や工作・実験本など実績多数。
「カン弦楽団」へようこそ。
空き缶ギターで最高の音楽を
奏でよう!
他の企画も
やってみよう
ほかの「やってみよう」ページも
チェックしてみてね!

