野生動物の生態の、ドキュメンタリー映像で、絶対に外せないもの。「弱肉強食」シーンです。前段として、眼にインパクト大な、肉食の方が草食の方を「狩る」シーン。(これは、どっちの方がそのときの「主人公」であるかにより、見ている側の思い入れが、正反対になります。「一生懸命、追いかけてー!」または、「がんばって逃げてー!」。ふふっ、画面のこっちで見ている方は、好き勝手なもんです。閑話休題。)
では、無事狩って/残念狩られて、からのーー、「もぐもぐタイム」!。肉食さんが、草食さんを「いただきます」。で、口にする部位の順番が、決まっているらしいのです。野生のみなさん、まず最初に、『内臓』からお召し上がりになるとか。ワレワレが焼き肉のとき、「とりあえず、タン塩からいく?」とかいう、単なる“流れ”ではなく、本能的“栄養学”な意味合いがあるようで。そう、『内臓』には、「ビタミン」「ミネラル」など、栄養がいっぱいなんです。
かき、ほぼ内臓だって、知って食べてます?
ところで、かきは動かず育つので、筋肉が退化。ヤツらのカラダ、だいたい、内臓なんです。「かき」「栄養素」、といえば……なんてったって、『グリコーゲン』!ご存知、例の、歴史ある「国民的お菓子」で、有名です。いや、ホントに、たまたま社長が、目撃した風景が、きっかけだったようで。浜揚げ→茹で加工されていた、「かきの煮汁」が、「だだーっ」と捨てられていて、「栄養ある、って聞いているのに、もったいなくない?」という気づきから、研究&開発を試み始めたと聞きます。
『かき鍋』とか『かきのお好み焼き』とか、王道『かきフライ』とかね、かき自身からの、じゅわっな旨み、おいしいです。そんな「うま汁」を、煮詰めたりなんだり。ご自身のお子さまに与えてみたところ、イイ感じでした、などなどの結果。確かに「滋味」だけど、あの味わいから「スイーツ作ろう」な発想、すごすぎです?……ところで。私たち、「かき一粒」で、何百メートル、走ったらよいかしら?
かきオイル漬け缶
1缶(固形量:70g、内容総量:105g)-
卵
4個 ※大きさにより適宜 -
ポテトチップス(塩味)
60g ※一般的な厚みのもの -
こしょう
適宜
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ボウルに卵を割り入れ、泡だて器でよくほぐす(泡立つ程度)。ポテトチップスを加え、壊さないように混ぜ、卵液をしみこませる。
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フライパンに、かきオイル漬け缶の油を加え、熱し、を流し入れる。軽く混ぜ、片面に火が通るまで焼く(40秒程度)。
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の片面が固まったら、ひっくり返して皿にとる。皿から滑らしてフライパンに戻し、もう片面も焼く(20秒程度)。皿にとり、かきオイル漬けをトッピングし、こしょうを振る。
※あれば、ハーブオイルやジェノベーゼソースをあしらう。
※ポテトチップスは、好みの味のものでOK(例えば『トリュフ風味』などを使えば、ゴージャスに)。
「たまご。ぽてち。かんづめ。」おうちにあるもので、こんなおつまみ、つくれます。白ワイン?スパークリング?日本酒でも、いいね。卵の焼き加減は、とろとろでも、しっかりでも、お好みでどうぞ。ちょっと、スグデキな自慢したくなる味わい、です。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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