さば水煮缶を食べるとき。缶から出して、「お醤油をかける」。お醤油プラス、ちょっと手間も「かける」なら、そこに「大根おろしを乗せる」とか。そういう召し上がり方を、よく聞きます。
「鯖」といえば、塩焼、味噌煮……確かに、和食な食材というイメージです。でも、ちょっと待って!原材料表示、よく見てみてください。たいていの場合、「原材料:さば、食塩」と表記されているのを、ご存知でしょうか?至って、シンプル。「和」な材料は、皆無。「食塩」は、いにしえよりの、万国共通の調味料ですから。「和」に縛っておくのは、もったいない。あなたの、&アイデアで、驚きのメニューに変身するかもしれません。
なぜ、長期常温保存できる?素朴な、疑問。
「長期間」かつ「常温」で、保存できるのが、缶詰の最大の特徴。そして、とても便利なところ。でも。「それって、化学的な保存料とか、使っているからでしょう?」「身体に影響あるんじゃないの?」とか、とか。言われているときも、あるようです。
しかし「お待ちください!」。違うんです。缶詰は、「長期間」「常温」、保存料なしで、細菌が繁殖(大雑把にいうと「腐敗」)しないように考えられた、食品を密閉するパッケージの技術。その技術が確立されてから、なんと200余年。日々、その技術は、進化を続けているのです。
だから、「でも?」な方は、ぜひ、缶詰の「原材料」表記をご覧になって、保存料が添加されてないものをお選びください。まじめに、作っているのです。
さば水煮缶
1缶(内容総量:190g)フランスパン
適宜塩・こしょう
適宜オリーブオイル
大さじ1にんにく(つぶしたもの)
1片たかのつめ
1本たまねぎ(うすぎり)
適宜レモン(くしぎり)
適宜パセリ・マスタード
適宜
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をフライパンに入れて加熱し、香りがたったら缶汁を切ったさばを入れ、焼く。
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をフランスパンにサンドする。
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を盛りつけ、を添え、お好みで一緒に食べる。
トルコ・イスタンブールで食べた思い出の味です。「さばとパン?……こんなに合うのか!!」と衝撃のファストフードでした。
さばは、しっかり焼き目がついたほうが美味。でも、缶詰のさばなので、火通りを気にせず、強火で焼いてOKです。
ただし、焼いている最中に、水分がぱちぱち跳ねるので、どうかお気をつけあれ(蓋を盾にして防御、など)。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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