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知る・楽しむ Special

カンたん・カンづめクッキング!

「みかん」は果物缶で、いちばん定番の定番。

思い出の味。懐かしい味わい、缶詰ならでは。

缶詰コラム

思い出の味。懐かしい味わい、缶詰ならでは。

むかしむかし。学校給食で、月に2度くらい出ていたメニューが、ありまして。それは、『みかんのサラダ』。缶詰のみかん、玉ねぎときゅうりのスライス、レタス(そう、たまに『ツナ』入りのときも)。前もって(たぶん、給食の時間の、30分前くらいなのかなぁ)フレンチドレッシングで、和えてある。
なんで印象が強いか?……レタスが……鬼門でね。例えば、サラダのレシピ。「パリパリ食感を楽しむには、食べる直前にドレッシングで和えるのがポイント!」とか。そうなんです!! 給食を作ってくださっていた方々が、心を込めて混ぜていてくれたであろうサラダ、だがしかし。シャクシャクしないです。毎回「ふにゃっ」、食感弱く、水っぽくってなっておりました。正直、苦手案件。でも具材のなか、ドレッシングでマリネされた「缶詰みかん」が、甘じょっぱくて、旨かった。あの味が、アレなレタスも、残さず食べきる勇気、くれたんです。

 
「みかん苦手」ってひと、聞いたことないし。

「みかん苦手」ってひと、聞いたことないし。
むかしむかしの。甘酸っぱい(甘じょっぱい)、味覚の思い出。ちなみに、白桃、黄桃、パイナップル、みかんという、フルーツ缶詰・王道ラインナップを、ヨーグルト+マヨネーズで和えた『フルーツサラダ』というメニューも、当時の給食、人気抜群メニューでした(盛りつけ量の多いvs.少ない、で小競り合いが発生する事案)。安定的なおいしさを、安定的な価格で、通年で提供できる。給食メニューを考案する、管理栄養士さんたちには、フルーツ缶詰は、心強い味方だったのかも。
ところで。先日、見つけてしまった。『みかん農家が安心・安全にこだわって作りました』という、地方の果樹園さんが販売している、みかん缶。なんと『内皮つき』。さて、食べてみましたよ。
進化系みかん缶、でした。極限まで、果物本来の甘さを活かす、甘さのシロップ(みかんストレート果汁混合)。果肉は、トロっとジューシィ、ゼリーみたい。見かけたら、お試しあれ。損はさせない味わいですよ!

 

缶詰をつかったレシピ

みかんのブランマンジェ
缶詰 みかん

みかんのブランマンジェ

「みかん」の旬は、寒い時。だから、夏に食べれるのは、缶詰だからこそ。ありがたいありがたい。ちょっと、スイーツにしてみます。

  • 10分
  • 3人前
※冷やす時間(1時間~)を除く

材料

  • みかん缶

    1缶(固形量:170g、内容総量:295g)
  • アーモンドミルク

    200cc
  • バニラアイス

    1個(200ml)
  • 片栗粉

    大さじ2 ※あれば、コーンスターチのほうが、くちどけがよい
  • インスタントコーヒー
    ※小1の湯で溶いておく

    大さじ1
  • ガムシロップ

    大さじ1
材料

作り方

  • STEP1

    1みかん缶の、缶汁を切る。

  • STEP2

    2アーモンドミルクを鍋に入れ、片栗粉を加えよく混ぜる。火にかけ、とろみがつくまで、混ぜながら加熱する。

  • STEP3

    32を火からおろし、バニラアイスと1を加え混ぜ、器に入れ、冷やし固める。Aを混ぜ合わせ、かける。

おいしくなるポイント

ゼラチンも、寒天も、使わなくって、ふるふるスイーツが、つくれます!牛乳なくっても、大丈夫。アイスクリームを溶かして使えば、いいじゃない。キッチンのどっかにある、片栗粉でね!つくりたいと思い立ったら、すぐできちゃうの、うれしい!

レシピ監修・料理・文  タカイ チカ

缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。

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