最近、「手土産」のセレクトについての議論、耳にしました。(おたがい、行列のできる、タイ焼き屋さんと、シュークリーム屋さんが、並んでいる小道で)パパ「タイ焼きでいいんじゃな いの」、ママ「なにいってんの!シュークリームが鉄板でしょ!よねぇ?」幼児「……んー」(どう見てもどっちでもいい感じ)。
確かに、「洋菓子」のほうが、“華”があるかもしれません。でもね。「どっちかというと、和菓子が好きだけど……(生クリームとか、脂っぽいし)」というご意見、20代女子からリサーチしたこと、あります。
で。和菓子屋さんのお話。銀座に本店を構える、格調高い老舗とか、ご近所さんの憩いのスペース、下町の甘味処とか。海外の方が興味深そうに覗いている様子、見かけたりします。パリでも、ずいぶん前から和菓子屋さんのカフェが人気とか。
『Kirei・Kawaii』和菓子“映え”ワールドワイド。
和菓子、ビューティフル。季節の生菓子の、高度な職人技の造形。『抹茶』人気も相まって、海外の方にも人気ですよね。他方、庶民的なタイ焼きや串団子。お魚の形のお菓子なんて!小さな球形が、きれいに整列してる!「ラブリー♡」。
でも。実質的『人気』も、お見逃しなく。クリームもバターも使わない、ヘルシーな甘味。例えば『あんみつ』。甘いあんこに甘酸っぱい果物を合わせるって、かなりのアイデアだと思います。生フルーツではなく、コンポート=「缶詰」果物だから合う、えらい。ベースのおいしさのクオリティ高いから、白玉やら、ソフトクリームやら、onが可能に。この「あん+フルーツ」の公式は進化し、『いちご大福』につながっていると思います。いまどき「フルーツ大福」、ミカン、ビワ、マスカット、などなど、各地名産でさらに華やかに。
今回のレシピは、もちもち白玉に見立て、「みたらし団子」を使いました。甘じょっぱい×フルーツ缶、いかがでしょう?
フルーツ杏仁缶
1缶(固形量:140g、内容総量225g)
好みのお茶
500㏄
※撮影時は、『バタフライピー&レモングラス』のハーブティーを使用。その他、緑茶やコーヒーなど、好みの飲料で代用可。
団子(市販品)
好みのもの適宜
※撮影時は、みたらし味を使用 ※撮影時は、わらび餅も使用粉末ゼラチン
15g水
75㏄
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を耐熱容器に入れ、混ぜ合わせ、ラップをして、溶けるまでレンジ加熱する(1分程度)。できたらよくかき混ぜ、ダマになっていない状態で、溶けてることを確認する。
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フルーツ杏仁缶を缶汁ごと、お茶、を混ぜ、ジッパー付き保存袋に入れる。固まるまで冷蔵する。
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固まったと、団子などを盛りつける。
昭和世代には、給食でおなじみなのかもしれない、フルーツ杏仁缶詰。平成世代は、リーズナブルなスイーツバイキングで、定番の口直しかも。もちもち食感の「お団子」を組み合わせて、もぐもぐ食べ応えのあるおやつに、いかがでしょう?
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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