「“パラパラ”のチャーハンが作れなければ、“いい男”とは言えない」。そう至言を残した御仁が、いるとか、いないとか。某村上氏が、眉間を寄せて、語ってくれそうです。
じゃっ、こっちも言ってみよう!「餃子は、包むのも(ひだ、難しい)、焼くのも(火通り気になる→底、焦げる)、リスクが多くて、作れない!(バサッとなにか投げる)」。ふたつとも『町中華』の定番、気取らない庶民の味。なのになのに、家庭での「再現性」の確率が、非常に低い。「失敗しちゃう……」、プレッシャーのかかる、厄介な料理だということは、皆さん広くご存じのことと思います。
しかーし、餃子に関しては、解決できる可能性が!コペルニクス的転回を、してしまえばよいでしょう?ひだ、寄せない。火通り、気にしない。ね。ほーら、あなたの気が、どんどん、どんどん、軽くなーる、軽くなーる(ぱんっ)——「包み方、変える」「あっ、具にツナ缶、使ってみる」。
缶詰は食材なんです。+調理していいんです。
長い「マクラ」、ご清読、ありがとうございます。まいど、こんな発想で、レシピを考案。それをお伝えしたく。
……缶詰って、「代用品」「なにもないときに食べるもの」?また、「手抜き(=ママ忙しかった?)」「青春の(=当時、お金が……な?)」、受けとりようによっては、辛辣なイメージも。缶詰のおいしさ、使いやすさ、「改めて、お伝えしたい!!」。
『缶詰』とは。。。常温で、長期保存できる、『食材』だと考えております。もちろん、缶詰は、開けて、そのまますぐ食べることができる(白米×おかず“ツナ缶”「マッチング最強」説は、周囲で、かなり根強い)。でも、忘れないで。ツナ缶は、「ここまで下準備してくれている、『食材』」でもあることを、忘れないで。「缶詰を、料理に使うことに、“うしろめたさ”なんて感じる必要は、ありません」。
というわけで。今回は、「みんなだいすき」餃子、ツナ缶コラボで「ひだ寄せない、火通り気にしない」で考えてみました。どうでしょう?
ツナ缶
1缶(内容量140g)
※フレークタイプズッキーニ
1本
※大きさにより適宜餃子の皮
適宜サラダオイル
適宜フライドオニオン
適宜トマト(粗みじん切り)
2個分粉チーズ
大さじ2オリーブオイル
大さじ1塩・コショウ
適宜
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ツナ缶の缶汁を切る。ズッキーニを、ピーラーで縦にスライスし、塩水につけておく。
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餃子の皮でをはさみ、くるくると巻く。サラダオイルを引いたフライパンに並べ、水(分量外)を差す。ふたをして、皮に火が通るまで蒸し焼きにする。 ※くっつかないよう、間隔をあけてフライパンに並べる。
※火加減を調整し、水分が足りないようなら、差し水(分量外)をする。 -
を混ぜ合わせ、に添える。
餃子。「包むのは手間だし、キレイにできないと、ちょっと恥ずかしい……」。大丈夫。具をはさんで、くるくる巻くだけレシピです。「こっちのほうが、可愛くない?」ってアピールすれば、にっこり褒められレシピ、間違いなし。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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