その彼は、カッコよくて、アウトローな、主人公。スカーフェイス。
前髪長め、襟足外ハネ。部分白髪が、オシャレかも。コーディネートは、いつもブラックスーツ、同色のマント(白Yシャツの襟元に結んでいるの、なぜリボンなのか、謎。ゴシック風な演出なのかしらん)。そして、口うるさい、幼女を連れています。こう、彼の、特徴だけ、並べてみると……盛り過ぎ。
そもそも、「神の手を持つ」『無免許医』って、「肩書(※)」です。わぁ。大盛り、大盛り。なんで、世界でも人気が高い、このレジェンド・マンガを「枕」にするんだって?
そりゃ、アレですよ、いやって噂でねぇ、「フルーツの世界」に、腕のいい『無免許医』ってのが、いるらしいんで。『○○が赤くなると、医者が青くなる』。いわく、『林檎』。いわく、『柿』。でもね、フルーツだけじゃ、ありませんよ。
どうだどうだ、「野菜」界にて。『「トマト」が赤くなると、医者が青くなる』。ほーら聞いたこと、あるでしょう?
※『無免許医』という名称が、対外的かつ職業的な「肩書」になっている点に、ニヤニヤ。好きな作家さん、好きなマンガです。
食べたら、自分に、いいことした気になる。
トマトには、体調を整える機能が期待される栄養素が、豊富に含まれる。さまざまな研究が、長年、行われ。以前から、注目されているのは、『リコピン』。加齢に対しても、快適に過ごせるよう、身体を整えることが期待される、「抗酸化作用」成分が多いと、研究が進んでいる模様。
でも、今回、「訴えたいことが、あるのです!」。それは、トマトに含まれる成分、「グルタミン酸」。日本人ならずとも、全世界で、「UMAMI」として、知られる成分です。しかし、コレはね。「“グルさん”は、『うまうま』、だけではないかもしれない』。神経伝達などに、関わるアミノ酸成分として、研究されているといいます。
……いろいろと、素晴らしい可能性が、あの、丸い(柔らかい)「赤いモノ」に、詰まっているのですね。まだ、『無免許』かもだけど、将来に期待します。けど。栄養とか、成分とか……より、いま味わうトマトが、美味しいこと。それいちばん大事。生でも、缶詰でも、ね。
カットトマト缶
1缶(内容総量400g)米
2~3合分塩、コショウ
適宜オリーブオイル
大さじ1塩
ひとつまみ好みのハーブ
適宜
※ローリエ、ローズマリーなど
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米を研いで、ざるにあげ、水を切る。炊飯器に入れる。
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にトマト缶を加え、炊飯器の表示に合わせ、水(分量外)を足す。を加える。
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混ぜずにを炊飯する。炊き上がったら、さっくり混ぜ、塩、コショウで調味する。
ごくシンプルな、「炊き込みご飯」。例えば、カレーとか、ドリアとか。いつもの白米を、このご飯に変えてみると。インスタ映えUP、味わいもUP。また、塩昆布を混ぜて、おにぎりにすれば、地味に旨い。和洋、万能選手です。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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