あさりの、お料理。なにが、お好きですか?シンプルに、酒蒸し?ボンゴレとか、パスタも美味しいですよね。でも……いちばんなじんでいる「オリジン」的な味わいといえば、やっぱり、お味噌汁、なのかもしれない、と思うのです。
でもでも、美味しいのは、間違いないですが。あさりの「あるある」あるでしょう。それは、「砂」の問題。ちゃんと「砂抜き」したのに、「ジャリ」って食感、してしまうことも、ありますから。そういう経験の記憶から、「あさりって、ニガテ!」となってしまった方のご意見、よくお聞きします。
そんなときに、便利な!!缶詰です。砂の「ジャリ」が、ゼロとは言いません、でも、「砂抜き」せずに、普通に調理できるもの。それって、あさり缶。普通に、スーパーに、売ってます。
今回、あさり缶を、特に褒めたいのは、「固形分(あさりの「身」)」はもちろんですが。でも、「押し」たいのは、コレなのです。それは、「缶汁」。コレの「実力」と思います。「缶汁」=「だし」、なんだからね、というコトを、十全に味わえる。そんなレシピ、それが、コレです。
探して選んで。美味しい便利、あるある。
ところで。スーパーに行くと、いろいろとジャンル分けされて、それぞれ、食材のコーナー、というのが、決まっていますよね。例えば。「野菜コーナー」、「お肉コーナー」、「お魚コーナー」。調味料コーナーとか、お菓子コーナーとかとかも、いろいろある。そして、『缶詰コーナー』だって、必ずあります。
ただし、この件に関しては、長年、気になっていることがあるのです……。なぜに缶詰は?「コーン缶」(=野菜)も、「コンビーフ」(=お肉)も、「ツナ缶」(=お魚)も、まるっと全部、『缶詰』コーナーに、まとめられてしまうのか?だって、素材でいえば、コーナーは別々でしょ、違うでしょ?「なんで、缶詰だからって……スーパーの棚で『素材』の『仲間』たちと、同じコーナーには、並べてもらえないの?」
生の素材を使うもよし、出来合いのお惣菜を買うもよし。もし、缶詰が、それぞれの食材のコーナーに並んでいたら……その日のお料理の選択肢の幅、増えるのではないでしょうか?
あさり缶
1缶(内容総量130g)豚肉
2枚オリーブオイル
適宜塩・こしょう
適宜パセリ
適宜バター
大さじ1玉ねぎ(みじん切り)
小さいもの1ケ分生クリーム
100㏄白ワイン
大さじ2
-
フライパンにオリーブオイルを熱し、塩・こしょうをした豚肉を、火が通るまで両面焼き、取り出しておく。
-
のフライパンにを入れ、玉ねぎが透き通るまで炒める。と、あさり缶を缶汁ごと加え、軽く煮詰める。塩・こしょうで調味する。
-
とを盛りあわせ、パセリを添える。
豚肉と、あさり?いえいえ、チャイニーズ、フレンチ、イタリアンなどでは、珍しい組み合わせではありません。今回のレシピでは、バターや生クリーム、といった乳製品が、おいしさの橋渡しになってくれています。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
?
?
?