「アルデンテ」なんて。そんなコトバは、子どものころですもの、知りません。もにょん、となるまで茹でた、ぶっとい、(パスタじゃなくって)、「麺」。それは、前もって、茹でておくべきもの。で、あります。
そして、それを、ざるにあげ、「バターを絡ませておきます」。また、「缶詰のミートソースは、鍋で温めておきます」。そして、茹でておいた『麺』をフライパンで炒めまぁーっす。そして、温めた、缶詰のミートソースを、麺に、かけまぁーっす。……以上。あっ、あと、欲を言えば。(フレッシュの)パセリが、あれば、完璧。
あぁ、ああっ、ごめんなさい!もっと重要、あのコたちは、必須!緑の筒に入った粉チーズと、瓶に入った、赤い、酸っぱい、辛いヤツ。
コレ、私事ですが、『外国の味』、の原点。再度、ごめんなさい、この感覚。イタリアの方は、どうお感じになるかしら?
もともと、残り物だったんです。
お肉と、野菜の煮込み料理。それは、すごくシンプルで、ストウブにかけておけば、勝手に出来上がる料理。その残った具材を、残ったスープごと、ワインなど、風味を追加して、リメイクしたのが、『ミートソース』(ボロネーゼ)の、原型といわれています。
うーん、日本の食で、例えるなら……そうだな、鍋のシメの、雑炊とか、うどんでしょうか?ただし!!現在、ミートソースといえば、ひき肉の「トマト」煮込み、ですが。当初のボロネーゼは、トマトなしでした。
トマトの原産国は、南米です。そこからイタリアにトマトが伝わるまで……実は、トマトは、イタリア料理には、使われることは、不可能だったのです。初期のミートソースは、トマトなしで、牛乳を加えて煮込んでいたと、いわれます。それも美味しいですが。やはり。やっぱり。トマト様、ありがとう。
ミートソース缶
1/2缶(内容総量255g)ごはん
100gパイシート
2枚溶けるチーズ
適宜キャベツ(粗みじん切り)
1枚分牛乳
150㏄卵
2個塩・こしょう
適宜
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パイシートを解凍し、一回り大きく伸ばし、クッキングペーパーを敷いた型に敷きこむ。
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をボウルに入れて混ぜ、ごはん、ミートソース缶を入れて混ぜ合わせる。溶けるチーズをのせる。
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をに流し入れ、オーブンかオーブントースターで火が通るまで焼く。
名前が、おしゃれだけに。やってみようかな……でも、敷居たかっ!と思われがちな『キッシュ』。
でも、カンタン。そもそも、本来「つくりおき」な「おそうざい」ですから。焼きっぱなしでOK、気張らず、作ってみて!
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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