「やきとり」。コレを、日本の「ソウルフード」と呼んで、誰も文句を言いますまい。しかも、「TERIYAKI」が、海外でもポピューラーな味わいになった、昨今。外国の日本食ビギナーの方には、「やきとり」の、「たれ」味が、まず、「入門編」として、人気と聞きます(特に、お子さま。もう、夢中になるらしい。。。そして、そういう味は、確実にオトナも好きなモノ、なのです。例えば、ワレワレ、オトナでも、「お子さまランチ」、好きでしょう?)。
……閑話休題。「やきとり」「たれ」の、あの「甘辛」味は、人間のDNAを、優しく、くすぐるものと、自身、実感し続けてまいりました。すごく「上から目線」で表現すれば、「大概、外し、ないよね」。この、ブレない味わいを、「缶詰」に、と思うのは、自然の流れ。人情的にわかります。しかも、楊枝が添えられていたり。「どこでも食べてね」。味わうシチュエーションまでも、お心遣い。ご親切、ありがとう。
「串」という、存在の、必然性。
でもでもー。「心遣い」で、「楊枝」がついていても、ねぇ。だって、やきとり、っていったら、普通「串」、持って食べるものでしょ?串に刺さっていないのに、「やきとり」「缶詰」って、言われても?
……うん、素朴な、いい質問ですね!ふふふ、では、お答えしましょう。いわゆる、クラシカルな、たれ味、塩味のやきとり缶詰(40年以上前から、発売されているものもあります。ご存知でした?)。
もちろん、現在も、いろいろなコンビニエンスストアで、常時販売されているほど、ポピュラーです。ご存知の通り、串に刺さっていません。
で・す・が・。最近は、串に刺さっている状態での「やきとり」「缶詰」、あるんです!!ひとつの竹串に、お肉、3切れほど。しっかり、刺さっています。また、「ご当地やきとり」の缶詰も。ご当地系で、昨今人気なのが「宮崎やきとり」。炭火で網焼き、燻製的な香りがつく、「串にさしていない、やきとり」です。
他にも、ゆずこしょう風味、キムチ味など、「やきとり」缶詰の世界、まだまだ、進化中です。
やきとり(たれ味)缶
1缶(内容総量85g)春雨(乾燥したもの)
16g程度ナンプラー
大さじ1レモン汁
大さじ1しょうが・にんにく(みじん切り)
各小さじ1一味唐辛子
適宜ごま油
小さじ1レタス・万能ねぎ(ざく切り)
適宜にんじん・きゅうり(千切り)
適宜プチトマト(半割)
適宜玉ねぎ(スライス)
適宜パクチー
適宜醤油せんべい(砕いたもの)
適宜
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春雨をもどし、水分をしっかり切って、食べやすい大きさに切る。
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やきとり缶の身を粗く刻む。ボウルに入れ、缶汁ごとを加え、よく混ぜ、を加えて和える。
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にを加え混ぜ、盛りつける。パクチーを添え、せんべいをトッピングする。
お酒の友だけ?いえいえ、甘じょっぱい、たれ味に、酸味や辛みをプラスすれば、あっという間に、アジアンな味わいに。
もどした春雨が、温かいうちに、調味料と和えることで、しっかりとした味わいに仕上がります。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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