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カンたん・カンづめクッキング!

さんま蒲焼缶、青春の味?いえ、今どきの味。

「原材料名」は、よく見る。が、吉。

缶詰コラム

「原材料名」は、よく見る。が、吉。

「缶詰」というと。学生時代の、青春の味……とかいえば、いい感じの雰囲気ですが。つまりは。冷蔵庫に、何もないときにも便利な、手軽なおかず。金銭的に厳しいときでも、味方になってくれる、心強いおかず。そんなイメージが、多いのではないでしょうか?
特に、トマト缶など素材のままの缶詰ではなく、「さんま蒲焼缶」となると……。まつわる楽しい思い出は、キャンプに持っていったおかず、とか、ね?
しかしながら。昨今は、さんま蒲焼缶、進化しています。その証拠は、原材料名を比較検討すれば、一目瞭然。「原材料名」は、使っている材料の量の多い順から、表記する規則があります。例えば、「みりん」が先に表記されている、「砂糖」が先に表記されている。その違いを比べて食べてみるのも、好みの味わいの缶詰を、発見するガイドになるかもしれません。

 
でも、やっぱり。懐かし味は、忘れられない。

でも、やっぱり。懐かし味は、忘れられない。
さばや、さんま、いわしなど、醤油・味噌で味付けされた缶詰、定番ですよね?「なんで、あんなに甘辛い味わいに、作っているんだろう?」という声、よく、聞きます。記憶の中に残っている、甘くて、しょっぱい、それは、懐かしい。いわゆる「缶詰味」。あります。
もちろん、今のニーズに合わせて、例えば「丸大豆しょうゆ」、例えば「純・和三盆糖」などを使う、高級志向の、魚介味付け缶詰はあります。しかしながら。一番、私たちが手に取りやすい、歴史ある味付け缶詰に関しては、別格。味わいのマイナーチェンジを加えつつも、大幅に、甘辛の味わいを変更すると。お客様からの、お電話が。「いつもの味と、違う!」なので、調味料を変更する場合は、とても気を遣うそうです。モニターのお客様などにご意見をいただきながら、味わいの開発を行うと聞きます。

 

缶詰をつかったレシピ

タイ風さんまごはん
缶詰 さんま

タイ風さんまごはん

白いごはんに、乗っけて、のっけて。最後は、好きにまぜ混ぜして。甘辛、酸っぱい、エスニックな味わい。

  • 5分
  • 2人前

材料

  • さんま蒲焼缶

    1缶(参考:固形量80g、内容量100g)
  • 2個
  • サラダ油

    大さじ2
  • ごはん

    適宜
  • 玉ねぎ(スライス)

    適宜
  • ピーマン(スライス)

    適宜
  • ナンプラー

    大さじ1
  • 一味唐辛子

    小さじ1/2
  • レモン汁

    小さじ1
  • にんにく、しょうが(みじんぎり)

    各小さじ1
  • トマト(ダイスカット)

    適宜
  • こしょう

    適宜
  • ※あれば、パクチーを添える。

材料

作り方

  • STEP1

    1フライパンにサラダ油を熱し、卵を割り入れ、半熟の目玉焼きを作る。

  • STEP2

    2Aを水にさらし、水気を切っておく。

  • STEP3

    3ごはんをよそい、さんま蒲焼缶、12を乗せる。Bを混ぜて添え、好みにかけて、混ぜて食べる。

おいしくなるポイント

辛さと酸味のあるたれをかけると……。純・和風なさんま蒲焼が、甘辛酸っぱいタイの味わいに変身します。
スプーンとフォークで、さんまや卵をくずして、よーく混ぜて食べてください。さんま缶→エスニックLOVE、なのです。

レシピ監修・料理・文  タカイ チカ

缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。

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