コンビニとかでも、定番品だと思うんです、わたし。あ、わたし、缶詰の「やきとり(たれ味)」(長男)です。確か、最初の弟が「やきとり(しお味)」だったです。よく、わたしたちのこと、取り違えて買われていくお客さん、多くて。申し訳ないなって話しながらも、缶の色、全く違うのにねぇ、って。
今もあんまり変わらないですけどね、花見シーズンとか、特にね。ところで最近は、血のつながらない兄弟も増えましてねぇ。わたし、缶詰の「やきとり(たれ味)」的には、うれしい限りなんですが、兄弟の名前を覚えきれなくて。ゆずこしょう風味とか、宮崎風とか、なんと、骨付き!とかとか……。なんてね!!
こんな話が聞こえてきそうなほど、なじみ深い缶詰です。本当に、最近はご当地バージョンが多くなり、選ぶのも楽しみの一つになりました。
「味が濃い」のは、ごはんの友だから。
日本での缶詰の生産は、明治10年に国の産業として、公に北海道で始まりました。その後、日露戦争が勃発。それまで、輸入された缶詰が、兵士のレーション(携行する食糧)として、支給されていました。
しかしやはり、それは日本人の味覚には、合うものではありませんでした。例えば、コンビーフを支給された兵士が「このおかずは、白メシに合わない」とした話などが、今も残っています。確かに、コンビーフは塩味ですしね。
そんな中、開発されたのが、「甘辛味」の缶詰。代表格は、「牛肉の大和煮」でした。(※最初に作られた大和煮は、エゾシカの大和煮といわれています。)「ごはんがおいしく食べられる」そして「日本人が一番好きな味」。それが、甘辛味。やきとり缶の長男が「たれ味」だったこと、とても納得がいきます。
やきとり缶(たれ)
1缶(80g)卵豆腐(たれつき)
1ケレタス(せん切り)
適宜ごはん
適宜塩
適宜お茶
適宜わさび
適宜紅ショウガ
適宜
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やきとり缶に、卵豆腐のたれをかけ、温まるまでレンジ加熱する。卵豆腐を温まるまでレンジ加熱する。
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ごはんをよそい、レタスをのせる。
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の上にをよそい、わさびを添える。 お好みでお茶漬けにしてもOK
卵が先か。鶏が先か。永遠の問題でしょうが、とりあえず。一緒に仲良く、親子丼です。
「缶詰は味が濃い(甘じょっぱい)」と感じる方が多い。なので、だしで伸ばしてみました。野菜のシャキシャキ食感も◎。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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