食物繊維とか、栄養成分とか。まめ類を積極的にとることが、よいことなのだろうなぁ、とは、知っています。でもねぇ。まめ料理って、ハードル高いよねぇ……と感じる向きも、多いのは事実。「だって、下準備しなくちゃダメだし!」。
乾物のまめ類は、水を吸わせて、いわゆる「戻す」ことから、調理が始まるわけです。しかしながら。レシピでは、この「戻す」という、大前提の「下準備」を、さらっと流しちゃっていることが多い。
例えば、今から、まめ料理を作ろうとしている場合。レシピいわく。「作り方:①まめは、前日(あっ、前日!)から一晩(あぁ、一晩!)、水に漬けておく。そのまめ(はぁ、「その」まめ、ですかぁ)を鍋に入れ……」。
今現在、お料理上手な方も、初心者の頃、そんな憤りを感じたことがあったのでは?開けたらすぐ使える、まめ缶。バンザイ、なのです。
あなたが、けがを、しませんように。
現在、缶詰は、「缶きり」なしで開けられる、「イージーオープン」という缶ふたが主流となっています。さらに近年は「イージーピール」というふたの缶詰も増えてきました。
見た目は、例えば、プリンやヨーグルトなどの、アルミのような素材でできていて、指でつまんで引っ張ってむく(ピールする)ふたのイメージです。
これは、「年配の方やお子様など、手の力が弱いと考えられる方々にも不便をかけないように」、という取り組みです。
他にも、利用いただく方を考えた、缶ふたの気遣いがあります。「ダブルセイフティ」。「イージーオープン」の缶詰の開け口が鋭く、触れると指などを切ってしまうのでは。開けた後、開け口が鋭い刃物のようにならない、構造になっています。「ドライパック」にも、この缶ふたが採用されています。
ミックスビーンズ缶(ドライパック)
1缶(110g)
※ドライパックのもの、レッドキドニー、ガルバンゾ、大豆などの缶詰でもOK
塩
適宜こしょう
適宜パン
適宜玉ねぎ(粗みじん切り)
1ケサラダオイル
大さじ2ローリエ
1枚鷹の爪
1本しょうが(粗みじん切り)
1片にんにく(つぶしたもの)
1片※あれば、シナモンスティック
1/4本カレー粉
小さじ1トマト(粗みじん切り)
1ケオクラ(1cm幅の小口切り)
1袋※冷凍で代用OK、なすで代用もOK
-
鍋にを入れ火にかけ、香りが立って玉ねぎが色づくまで炒める。
-
にを加え、香りがたったらミックスビーンズを加える。
-
の汁けがなくなるまで炒め、塩こしょうで調味する。盛りつけ、パンを添える。
「サブジ」は、スパイスを使った、インドの炒め煮料理。ベジタリアンの多いお国柄のためか、いろいろな野菜を使います。炒めもの的な、水分の少ない出来上がりなので、素材の食感のメリハリも、おいしさのひとつ。食感がしっかり残る、ドライパックのまめは、最適な素材です。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
?
?
?