とってもポピュラーな、コーン缶。どなたでも、一度は、使ったことがあるのではないでしょうか?
みかんや、もも、トマトなどと同じ大きさの缶が、一般的です。実は、あのコンパクトな1缶に、なんと、2本分!のとうもろこしが、がっつり入っているのを、ご存知ですか?(とうもろこし一本分の可食部分:約175gと換算)。
「そんなに大量のとうもろこしを、どうやって粒にむいているんだろう……?」。実は、それ専用の機械が缶詰工場にあって、一気にグルグルッっとむいているんです。しかも、国産のコーン缶などは、収穫から数時間内に、加工をして、缶詰を製造しています。とうもろこしは、特に鮮度が命、な野菜。収穫直後が、一番甘いと言われます。缶詰なら、一番おいしいとうもろこしが、一年中楽しめるんです。
「ドライパック」って、知ってます?
缶詰は、200年以上も前に開発された、「常温」で「長期保存」できる、食品のパッケージ技術。
現在に至るまで、さまざまな、改良と工夫がなされてきました。例えば、「缶きり」なしで簡単に開けられる、「イージーオープン」の缶ぶたなどが、挙げられます。
なかでも最近、眼にすることが多くなったのが、「ドライパック」という製法の缶詰。これは、中身の水分量を減らして作られた缶詰です。特徴は、缶詰の中身の素材が水分に浸っていない分、「食感」が、しっかりしていること。ミックスビーンズや、コーンにも、「ドライパック」で製造された缶詰があります。缶の汁も使いたいとき、食感を重視したいとき。お料理のシーンによって、選ぶのも、楽しいのでは?
コーン缶
1缶(参考:固形量130g、内容量190g)牛乳
100~160ml塩
適宜こしょう
適宜パン
適宜きゅうり(ダイス切り)
1本トマト(ダイス切り)
1ケマヨネーズ
大さじ3ケチャップ
大さじ1タバスコ
適宜こしょう
適宜オリーブオイル
大さじ1バター
大さじ1小麦粉
大さじ1たまねぎ(あらみじん切り)
小1/2ケ
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コーン缶の缶汁を切り、コーンとを混ぜ合わせ、冷やす。
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鍋にを入れ火にかけ、粉に火が通るまでよく炒める。
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火が通ったら、缶汁と牛乳を加え、好みの濃度に伸ばし、塩こしょうで調味する。それぞれよそい、パンを添える。
サラダは、時間をおいて食べる場合、どうしても水っぽくなります。その場合、作るときに、きゅうりの種を除いて切り、塩を振って水分を出してから和えるとよいでしょう。また、作って時間がたってしまったら、再度マヨネーズなどで味を調えてください。
スープにはほかの具材(にんじん、じゃがいもなど)を加えても。
缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。
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