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第29回 リチウムイオン電池の衝撃試験規格(全体観)

リチウムイオン電池の試験の一つに衝撃試験があり、様々な試験規格に規定されています(試験規格についてはこちらを参考にしてください)。

試験規格は単電池だけでなく、組電池にも適用されます。多くの場合、満充電状態に近い試験サンプルを使用します。

衝撃試験はリチウムイオン電池に対して強い加速度を印加する試験です。試験の厳しさを決める要素は加速度の大きさであり、規格によって異なりますが大まかな試験条件としては、25Gn~175Gn(245m/s^2~1716m/s^2)程度の大きさの加速度を印加します。試験サンプルの重量によって印加する加速度を調整する試験規格もあります。この加速度は多くの場合に正弦半波であり、±xyzの6方向に指定の回数ずつ印加します。

規格によっては、あらかじめ各種安全性試験を実施した試験サンプルが衝撃試験に供されるものがあり、この場合は先行して実施した安全性試験のダメージの蓄積によって衝撃試験中に試験サンプルが破損する可能性があります。満充電状態に近い試験サンプルの破損は発火につながるので、充分な注意が必要です。

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