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日本橋容器大学

海外留学編 第2回 イギリス人の日常(Baked Beans缶)

イギリスに限らず、海外でよく見かけることですが、喫茶店やレストランでは道路に面してテーブルが置かれ、そこでゆっくりお茶やコーヒーを飲んだり、食事をとりながら会話を楽しんでいる光景が多いことです。
老若男女を問わず、このようなゆとりある時間を過ごしているのです。最近は日本でも見られるようになりましたが、私の住まいの近くでは軒並みといってよいほど、いたるところでこのような時間を過ごしている姿を見かけます。寒くなるとさすがに人の数は少なくはなりますが、それでも暖かな日中には集まっています。
八百屋では果物が一緒に売られていて特に果物が安価なのに驚きました。カットした果物を組み合わせて、容器に入れて売られていたり、写真のように楽しい形で店頭に並んでいるのもあります。
イギリスの方に日本では果物が高価であるお話をすると信じられないと言います。しかし、日本の果物は外観や味が素晴らしいので、その点での違いはあります。

イギリスの日常

 

Baked Beans

私が日常的によく活用しているのは豆類の缶詰です。写真の缶詰の商品名はBaked BeansでIN A RICH TOMATO SAUCEと表示されています。

材料には豆(49%)、トマト(27%)、水、砂糖、とうもろこしデンプン、塩、オニオンパウダー、パプリカ、ひまわり油、パプリカ抽出物、スパイス抽出物、ハーブ抽出物と表示されています。その他に栄養成分としてカロリー、タンパク質、炭水化物、その中の糖分、脂質、その中の飽和脂肪酸、繊維、ナトリウム、食塩換算量が示されています。含量は100g当たりと1/2缶当りの量が記されています。更に、カロリー、脂質、食塩については1/2缶当たりの含量と成人女性と男性の一日摂取量が示されています。その他に使用方法、保存方法などが、わかりやすく示されています。この製品は一缶420g入りで42ペンス(約100円程度・平成19年1月現在)ですから、かなり安価です。
Baked Beansは、イギリスではとてもポピュラーな缶詰で、トーストにバターを塗り、温めたBaked Beansをのせる「Baked Beans On Toast」は朝食の定番です。少し甘味はありますが、野菜を用いた煮込み料理に加えると簡単に豆が摂取でき、味も良好です。野菜の種類を変えるとレパートリーが広がり、料理作りも楽しくなります。

 

 

文:女子栄養大学名誉教授 吉田企世子