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だいわマンダイアリー

第4回 ミニボトル缶にはお客様の声に応えて技術を結集

こんにちは、技術開発センターの米山です。
みなさんは、ミニボトル缶とはどういうものかご存知ですか? 以前はガラス瓶しかなかった小容量(100ml)でリシール(再栓)できるキャップがついたオールアルミの容器です。

ミニボトル缶
ミニボトル缶

 

軽い・割れない・光をシャットアウト

ミニボトル缶は非常に軽く、重量は中身を入れてもガラス瓶の場合の半分です。1本の重さで考えると中身を入れて100g程度ですので大したこと無いと思われるかもしれませんが、6本パック、10本パックになるとその差を実感できると思います。

また、材料が金属でできている容器なので、落としても割れず安全ですし、光をシャットアウトすることでビタミン類が破壊されにくいなど内容物の劣化を防ぐ特長を兼ね備えています。

軽量化でCO2削減

キャップを巻くときにかかる荷重に耐えられるようにネジ部や缶底部の壁厚を厚くし、逆に缶胴中央部をへこませて内圧を調べる密封性検査(触圧式検査)ができるように缶胴中央部の壁厚は薄くしています。この壁厚の差をつけるのはミニボトル缶と比べてサイズが大きい2ピース缶では当たり前の技術になっていますが、ミニボトル缶での壁厚の差は通常の2ピース缶より大きいため、技術的なハードルが非常に高くなりました。実現するには困難を伴いましたが現場力でなんとかやり遂げました。

ガラス瓶ではキャップを巻くときに120~200kgfに近い荷重を上からかけていますが、ガラス瓶に比べて小さな荷重でキャップを巻く事ができるようにしました。かかる荷重が小さければ壁厚を薄くできてさらに軽量化につながります。缶胴とキャップをセットで供給し両者を巻き締める条件を荷重が小さくなる様最適にすることで可能になります。この技術を基に充填設備側でも研究を重ねることで、今以上に軽量化を図ることができると思います。

このように必要な部分だけに強度を持たせ、また必要な強度そのものを小さくする工夫をすることで軽量化し、省資源化を促進してCO2削減に貢献したいと考えています。一見するとガラスをアルミにしただけと感じるかもしれませんが、このミニボトル缶は実に優れものだと思いませんか?

お客様の声に応えて技術を結集

ミニボトル缶を開発する前は、健康食品系の飲料やドリンク剤等、それらの容器のほとんどが褐色の小瓶に紙ラベルを巻いたものが使われていました。お客様から「ガラス瓶は重いし破ビンの問題があって困っている。ガラス瓶に代わって金属缶の良さを活かした容器ができないか?」というご意見を頂いたことが開発を始めるきっかけでした。

開発当初、ニューボトル缶と同じ形態で容量を小さくしたものが技術的には可能で、選択肢にありましたが、そうするとニューボトル缶よりもかなり小さい径の底蓋が必要になり設備投資が大きくなってしまうという問題点がありました。底蓋を使わないアルミ2ピースエアゾール缶の形態であれば現行設備を活用可能とわかり設備投資の問題点をクリアできました。缶胴の成形にはアルミ2ピースエアゾール缶の成形技術(細い缶胴成形、丸い肩成形)を、飲み口の成形にはニューボトル缶の技術を応用して対応しました。このように保有する基本技術を結集してミニボトル缶の基本仕様を固めていきました。

環境にやさしく生活に役立つ容器を生み出す

昨年はPETフィルムで被覆された材料を使用したミニボトル缶を商品化しました。製造工程で水を使わない環境にやさしい容器です。缶材料の軽量化による省資源化に加えて、水資源にも配慮して環境にやさしい容器を目指しています。これからも、環境にやさしく、消費者の皆様の生活に役立つ容器を生み出していくよう、あくなき挑戦を続けていきます。




※こちらもご覧ください。
製品紹介 > ミニボトル缶
DAIWAテクノロジー(内容物を守る) > LN(液体窒素)充填
DAIWAテクノロジー(内容物を守る) > 内面コーティング
DAIWAテクノロジー(使いやすさ) > 金属キャップ(ボトル缶)
DAIWAテクノロジー(環境) > フィルム化
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