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知る・楽しむ Special

カンたん・カンづめクッキング!

ウイスキー?いえ、軽やかな味わいにも。

私のこと、好きすぎて。嫌われたりする。

缶詰コラム

私のこと、好きすぎて。嫌われたりする。

最近、耳にしました。あるカフェで、隣の席の、女子2人の会話。お食事が終わり、彼女たち。女子的メイン(なのか、なのか)の、デザートのセレクトへ。
女子A:「キャー!この、『苺』のピザって、すごく気になるぅー」。女子B:「……」。女子A「ねぇねぇ、2人で半分こ、しよっ」女子B「……ありえないから。……あたし、世界でいちばん嫌いな食べ物、『苺』だから」。―――と、好き好きは『十人十色』です、が。『苺・嫌いな人』。初見でした。―――閑話休題。
『カキ』、です。「大好き!」VS.「絶対ダメ」。結構、両極端にご意見が振れる、代表的な食材、かもしれません。さらに、もともとは、大好きだった人も。「好きすぎて、食べすぎて。苦手になった」。「しげしげ見たら、ちょっと見た目が。アレかもしれない」。でも、さらにリサーチをすると、皆さま、最近、また、「食べられるようになった」、「食べたくなる」、との好感触。やはり、カキの「美味しさ」、体感したものには抗えない魔力、があるのかもしれません。

 
カキの「おいしさの秘密」、知ってます?

カキの「おいしさの秘密」、知ってます?
生の、殻付きカキ。素手で持ったら、ケガせんばかりの、ゴツゴツ感。殻が、あんなに堅い理由、あるんです。
カキは、育つときに、岩など、堅いものにくっついて、その場で、じーっとしながら、成長していきます。対して。例えば、天然のホタテ貝などは、2枚の殻を「バクバク」っと開閉させ、海中を自力で移動しながら、育ちます。その、行動力に鍛えられて育つ、「筋肉」的な部分が、いわゆる『貝柱』。カキは、静かに「籠城」。だから、捕食者から、動いて逃げられない。それで、身を守るために、殻がぶ厚くなった、と考えられるとか。
そして、貝柱が大きくならない代わり、内臓が、よりふっくら発達。そこに蓄えられた、栄養&旨みから、『海のミルク』とも。
しかし、やはり生モノは、保存が難しい。でも、缶詰だったら、食べたいとき、いつでも、気軽に使えます。カキのオイル漬け缶詰は、スモーク風味のついたものも、人気。旨みと風味の溶けだしたオイルも、パスタなど、もれなく使っちゃってください。

 

缶詰をつかったレシピ

トマトクリームソースで食べるカキ
缶詰 かき

トマトクリームソースで
食べるカキ

スゴ腕、おつまみ!火いらず、手間いらず。

  • 3分
  • 2人前

材料

  • かきオイル漬け缶

    1缶(内容総量105g)
  • レタス、ねぎ、バジルなど、好みの薬味

    適宜
  • パン

    適宜
  • トマトスープ缶(コンデンス)

    50㏄
  • 生クリーム

    50㏄
材料

作り方

  • STEP1

    1Aを混ぜる。皿にしく。

  • STEP2

    21の上にカキを並べる。

  • STEP3

    3好みの薬味、パンを添える。

おいしくなるポイント

本当に、本当に、調理の手順は、混ぜて、盛りつけるだけ。濃厚なカキの旨みを、充分に堪能できます。混ぜるだけ、の、こちらも缶詰を使ったソース、キレイな、ピンク色。パーティーのスタートにも、眼を引くかわいらしさです。

レシピ監修・料理・文  タカイ チカ

缶詰料理研究家。2005年「缶詰マニアックス」(ロコモーションパブリッシング)著、2006年「冒険缶詰」(ワールドフォトプレス)監修。

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